Ubuntuについて

こんにちは、イメージ・マジックの岡野です。

当社は大半のサーバでUbuntuというLinuxのOSを使用しています。日本ではCentOSが良く使われていて入社された方がUbuntuに詳しくない事もある様ですので簡単に説明しようと思います。

読み方

Ubuntuはウブントゥやウブンツと呼ばれます。元々はズールー語の言葉で「他者への思いやり」の意味らしいです。なお、Ubuntu界隈では余り一般的でない単語が結構出てきます。”multiverse”(多元宇宙論)や”Artful Aardvark“(⁠巧妙なツチブタ)など。知らない人は何の事か分からないため(私も忘れやすいため時々検索して調べます)、外部からの印象は余り良くないんじゃないかと心配になります。

当社でUbuntuを使用した経緯

2012年頃までは当社でもCentOSやRed Hatを主に使用していました。ちょうど私が担当を引き継いだサーバでRed Hat Networkのアカウントが分からず、CentOSの方も古いパッケージ(ソフトウェア)がダウンロードできないなど、OS周りで辟易としていました。サーバリプレース時に良い評判を聞いていたUbuntuへ入れ替えた所、思っていた以上に良かったです。

メリット1 自動セキュリティアップデート

サーバの場合unattended-upgradesというパッケージを入れる必要がありますが、Ubuntuではほぼ全てのパッケージについてセキュリティアップデートが提供されています。脆弱性が見つかってから速い場合には4時間で対応が完了している事もあり(確かImageTragickの脆弱性の時、実際にはアップデート自体が実行されるまでのラグが存在する)助かっています。なお全て自動で任せていては対応が遅れるため「JVN脆弱性レポート」などのSNSをwatchして手動対応することもあります。

メリット2

他にも色々ありますが長くなって来たので省略します。

デメリット

/etc/に置く設定ファイルの場所などがCentOS等と異なるため、たまに別のOSを触ると戸惑います。

また続きを書きたいと思います。