はじめに
こんにちは!
株式会社イメージ・マジックの技術ブログ、今回担当の宮川です。
本ブログでは、イメージ・マジックがどんな技術を扱っているのかを知ってもらうために、業務で得た知識のまとめやハマって解決したこと、技術選定理由、最新技術動向などや、社内の雰囲気が伝わる内容を書いていきたいと思います。
今回は、社内のプロジェクトで採用している、Vue.jsについて書きます。

2018/03月入社、前職SIer、現在はPHPとフロントエンド開発しています。
Symfony、Elastic SearchとVue.jsに関心があります。趣味は山登りです。
Vue.js所感
Vue.js使い始めて2カ月ですが、所感として良いところは概ね以下かなと思ってます。
- データバインディングが簡潔
- 部品化しやすい
- 機能の分類が細やかで配慮が行き届いている
- だいたいライフサイクルがいい感じにやってくれる
Vue.js ハマったところ
以下、まとめました。
1. Arrayの更新は、以下の方法で更新しないとVue.jsが検知してくれない
// Vue.set Vue.set(vm.items, indexOfItem, newValue) // Array.prototype.splice vm.items.splice(indexOfItem, 1, newValue)
2. DOMレンダリングが完了したタイミングで処理したい
Vue.nextTick(function() {
  //処理
})
3. 親子間のデータの受け渡し
// 親はプロパティを渡す
<children customprop="parent.child"></children>
// 子はcustompropを受け取る
Vue.component('my-component', {
   template: `<input type="text" value="customprop">`
})
4. 「input type=”file”」は、値をbindできない
// NG v-modelでbindできない
<input type="file" v-model="property.file"/>
// ファイルを取得する場合は、onChangeでイベントを受け取る
<input type="file" @onChange="storeFile($event)"/>
// js
...
storeFile: function(event) {
   const file = event.target.files[0]
},
...
5. $.emit()には、キャメルケースは使用できない
// NG(キャメルケースは不可)
$.emit('updateParent')
// OK(チェインケース(ハイフン区切り)は可。)
$.emit('update-parent')
6. Vue.jsのtemplateの最上位タグには v-forは使用不可
// NG
Vue.component('my-component', {
   template: `
<li v-for="item in items">
                {{ item.message }}
              </li>
`
})
// OK
// 最上位タグの子タグで、v-forを使用する。
Vue.component('my-component', {
  template: `
<ul>
               
<li v-for="item in items">
                 {{ item.message }}
               </li>
             </ul>
`
})
7. webpackで複数のjsファイルでそれぞれ定義したVueが読み込めない
webpackで分割すると、Vue自体のインスタンスが異なるためイベントが発生できない。importすれば問題無く動作する。
import {EventBus} from '../Util/EventBus';
import AutoCompleteInput from '../AutoCompleteInput.vue';
import AutoCompleteList from '../AutoCompleteList.vue';
...
8. Webpackで単一ファイルコンポーネントをcompileすると、cssがjs以下に出力
× public/js/... ○ public/css/...
9. Vue.jsの初期化後に、動的に追加したhtmlにVue.jsは適用できない
図のInitでEventsのAttach等行うため
