大量の情報から必要なものを探す(メール編)

こんにちは。イメージマジック三浦です。
昨年、月に1~2回やっているフットサル用に、長袖のトレーニングウェアを買いました。フットサルは屋外でやることが多いのですが、肌が直接外気に触れないだけで体の冷え具合が全く違うので、寒い時期の運動にはありがたい存在です。

今回はメールの中から必要な情報を取り出す、ということをテーマにして投稿します。

【システムからの通知メール】

弊社で運用しているシステムからは、日々多くのメールが送信されてきます。
多くは定時のバッチやタスクが「異常なし」で動作したことを通知してくるメールですが、 時々異常を通知するメールが送信されることがあります。
異常を感知した場合は、内容を確認して必要な対応を取らなくてはいけません。

通知メールは1通ずつ見ていくのが大変なくらいに送信されてきますが、 異常がない時に「異常なし」と通知してもらうことも重要です。「問題なし」の通知を止めてしまうと、異常がなくて通知がないのか何らかの異常で通知できないのか判断しにくくなります。

そこで、送信されてきたメールの中からエラーを通知するメールを取り出すことを考えます。

【キーワードの選定】

ここではシステムからの通知メール本文に
「error: x」(x = 1から9の整数)
という文字列があれば、何かしらの異常があるものと判断します。
異常が1件でも10件でも、「error: 1」という文字列で検索できるということです。

【どうやって抽出するか】

正規表現による検索が使えるメーラーの場合、 上記の規則性をカバーできる正規表現で条件を設定すれば簡単です。 しかし、検索に正規表現を使えないメーラーの場合は悩みます。
※普段の業務ではgmailを利用していますが、gmailは正規表現が使えません。

【実際にやったこと】

gmailでは、必要な分だけOR条件をつなげる方法が使えました。
“error: 1” OR “error: 2” OR … (9までつなげる)
検索条件のテキストを別ファイルに保存しておいて、gmailフィルタのラベル添付機能と組み合わせると、使いやすい状態になりました。

【まとめ】

今回は、大量の情報から必要な情報を探すという観点で書きました。
目の前にある情報をどう整理するかという観点と、どういう情報があれば整理しやすいかという観点の両方を忘れないようにしたいと思います。

コマンドの合わせ技でsymfonyを起動する

こんにちは。10月に入社しました三浦です。

10月22日に弊社の引っ越しがありました。
いくつもの机や椅子を組み立てて、新オフィスでの業務を迎えています。
組み立て中は、別の方が持参した電動ドリルが大活躍しました。
バッテリー切れでヘトヘトになっていたので、持ち主の方から電気をもらっていることを祈ります。

さて本題ですが、今回はsymfonyの起動コマンドをコマンドラインで生成させてみます。
symfonyを自習していた当初、手動でifconfigを打ってIPアドレスを確認してからコマンドに入力していましたが、
何回も打っていたのでIPアドレスを自動で取得できる方法を考えてみました。

今回のテーマ

linux搭載のコマンドだけで、symfony起動コマンドを生成する。

前提条件

以下条件の下で、ホストOSのWebブラウザからsymfonyサイトにアクセスすることを考えます。
1. ホストOS:Windows10、VM:ubuntu18.04
2. 両方ともIPアドレスはDHCPによる自動付与とする。
3. VM上でsymfonyを稼働させる。

ポイント

3の前提より、単にserver:startを実行するだけではアクセスできません。

php bin/console server:start

代わりに、アクセスするIPアドレスとポート番号を明示して起動します。

php bin/console server:start {VMのIPアドレス}:{port番号}

IPアドレスの取得

ifconfigの出力結果から、IPアドレス(XXX.XXX.XXX.XXXの部分)を抜き出してみます。
ここでは、ホストOSと通信できるVM側のNICをeth0とします。

$ ifconfig eth0
eth0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST>  mtu 1500
        inet XXX.XXX.XXX.XXX  netmask YYYY.YYY.YYY.YYY  broadcast ZZZ.ZZZ.ZZZ.ZZZ
        inet6 aaaa::bbbb:cccc:dddd:eeee  prefixlen 64  scopeid 0x0<global>
        ether ff:gg:hh:ii:jj:kk  (Ethernet)
        RX packets 0  bytes 0 (0.0 B)
        RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
        TX packets 0  bytes 0 (0.0 B)
        TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0

ifconfigの結果から抜き出すコマンドは以下の通りです。

echo `ifconfig eth0 | grep inet | grep -v inet6 | awk -F' ' '{ print $2 }'` … (a)

symfony起動コマンドの生成

(a)のコマンドを実行して出力されるIPアドレスをシェル変数に格納し、symfonyの起動コマンドを作成します。
なお、ポート番号は8000番を指定しています。

cd {起動するプロジェクト名}
SERVER_IP=`ifconfig eth0 | grep inet | grep -v inet6 | awk -F' ' '{ print $2 }'`
php bin/console server:start ${SERVER_IP}:8000

もう一工夫する

symfony起動中の時に server:start を実行するとエラーになってしまいますので、symfonyが停止中の時だけコマンドを発行するようにします。
今回は、プロジェクトフォルダ直下に「.web-server-pid」がなければ、symfony停止中と判断します。
if文を使って、symfony停止中の判断を追加します。

cd {起動するプロジェクト名}
if [ ! -f .web-server-pid ]; then
  echo `ifconfig eth0 | grep inet | grep -v inet6 | awk -F' ' '{ print $2 }'`
  php bin/console server:start ${SERVER_IP}:8000
fi

これで、IPアドレスを都度取得してsymfonyを起動するコマンドが出来上がります。
別ファイルに保存して適切なパーミッションを設定すれば、ワンタッチでsymfonyを起動するシェルとになります。

最後に

小さいコマンドながら、自分で作れたときは達成感を感じました。
これからも学ぶことは多いですが、今回のような達成感を糧に進んでいきます。