最近は開発の上流工程を担当していたので、テックブログのテックってなんだっけ・・・と若干悩みつつ、今回は「使いやすいUI」とはなんぞや?というテーマで軽くまとめてみます。
ユーザーにとっての使いやすさ
使いやすいかどうか、直感的かどうかは、ユーザーによってそれぞれ異なります。
えーーーって思った方、すみません。ですが、業務アプリの設計過程で様々なお客さんとお話してきた経験上、今まで使っていたものに近いもの、見慣れたものを「使いやすい」とする人が大半でした。
どのようなUIに慣れているかは人によって異なるので、何を直感的と感じるかも人によって異なるわけです。
どのようなUIに慣れているかは人によって異なるので、何を直感的と感じるかも人によって異なるわけです。
したがって、ここではユーザーの「慣れ」の要素は考慮せず、どのようなルールを持たせたUIがいいのか人間工学をもとに挙げてみます。
人間に合わせたUI設計のルール
1. 関連の高い要素は近づけて配置する人間は、位置的に近くに配置されたものを関連のある情報として認識します。
例えば、画像とキャプションがその他の要素間より近くに配置されていれば、一目でどのキャプションがどの画像を説明しているのか判断できます。
逆に関連の低い要素間は、意識して余白を大きく取ることで区別しやすくなります。
2. 同じ要素・レイアウトを意識的に繰り返す
人間は、過去の体験から予測して行動します。
慣れたものは使いやすいと前述しましたが、それは1つのアプリ内でも同様のことがいえます。
慣れたものは使いやすいと前述しましたが、それは1つのアプリ内でも同様のことがいえます。
ボタン配置等のレイアウトをどの画面でも統一すれば、何がどこにあるのかすぐわかるため、ユーザーは直感的に操作できます。
3. 重要な要素を左上から右下への対角線上に配置する人間の視線は左上から右下へと移動します。「グーテンベルク・ダイアグラム」とも呼ばれますね。
例えば画面下部にボタンを配置している場合、重要な機能のボタンは右に置いた方が意識されやすいです。
4. 重要な要素は大きくする何を当たり前のことを!と思われるかもしれませんが、人間の視線は大きいものから小さいものへ移動します。
情報の重要度によって表示する大きさを分けることは、シンプルですが効果が大きいと思います。
5. 関連の高い要素を同じ配色にする情報の重要度によって表示する大きさを分けることは、シンプルですが効果が大きいと思います。
人間の視線は同じ色のものへ移動します。
グルーピングできる要素同士や、重要度が同じ要素同士を同じ配色にすることで、関連要素を辿りやすくなります。
まとめ
人間工学的にどのようなUIが使いやすいか挙げてみました。